【レッド・ミルレンニューム】
1929年交雑(交雑番号 6421)
「未詳1号♀」×「ミルレンニューム♂」
収穫期に徐々に果皮が黄緑色から薄ピンク色に変色していきます。
黄緑色の頃は柑橘系の爽やかな果実香が特徴的ですが、完熟と共にライチやレモングラスのような独特のアロマが強く現れます。
凍結濃縮(クリオエクストラクション)製法による甘口ワインでは魅力的な味わいになり、辛口から甘口まで幅広い味ワイのワインが楽しめます。
色は濃いレモンイエロー、香りはバナナ、パッションフルーツ、カリン、パイナップルを思わせます。
特徴香のライチ香はやや弱く完熟したフルーツが主体です。
味わいは厚みのある甘さからじんわりと広がる緻密な酸味が、甘さとのバランスが良くアフターに爽やかさをもたらしています。
2022年は6月下旬に気温が上がり乾燥したため、果粒が小粒になりました。
そのため収穫量は減ってしまいましたが過去にないほど味わい、香りとも厚みのあるブドウとなっております。