【ブラック・クイーン】
1927年交雑(交雑番号 4131)
「ベーリー♀」×「ゴールデンクイーン♂」
果皮は紫黒色で果実は欧州系品種のように小粒になるぶどう品種です。
ワインにすると濃厚な色合いと十分な酸味が特徴的です。
樽熟成との相性も良く、飲みごたえがある個性豊かなワインに仕上がります。
色調は紫がかったガーネットで、マスカットベーリーAよりも黒色に近いです。
香りのアタックは、黒い果実の印象から凝縮感も感じとれます。
すみれの花や黒コショウ、ミネラルが調和した味わいからしっかりとした酸味が口に広がり、余韻まで長く持続してアフターにフレッシュ感を残します。
2020年は最大積雪が30cmという異例の暖冬となりました。
7月には記録的な日照不足と降水に見舞われましたが、梅雨明け以降は好天に恵まれ、十分に完熟を促すことができました。
生育期間中の有効積算温度は近年では最も高く、
ブドウの糖度も非常に高いものが収穫できました。